書評 オライリー "初めてのOpenGL ES"

初めてのOpenGL ES

初めてのOpenGL ES

この本です。著者の揺下こと山下( @eaglesakura )は、僕が務めているトップゲート社の社員です。
彼は一流のゲーム開発者で、OpenGLもバリバリ使えるZE☆とか言ってたのですが、なんかいつのまにか本書いてました。
同じ会社のよしみで、一冊まきあげた献本してもらったので、読んだ感想とかを書いておこうかと思います。

感想

電車でつらつら読んだだけで、手を動かさずに読みきりました。(手を動かしてみるのは今後の課題…)
OpenGLや3Dの世界の常識が非常に分かりやすく解説されていて、短時間(トータル4時間くらい)で概要を理解することができました。
読み終わった後に、揺下と以下のようなやりとりをしてちょっと絶望したのはナイショ
わ「これさー、衝突判定とかボーンのあるモデルの動かし方とか書いてなくない?」
揺「それはOpenGLの機能じゃないよ。OpenGLはただの描画ライブラリだよ。」
わ「え、まじ…。衝突とかボーン仕込んで動かすとか、頑張って各自実装するの?」
揺「そう(´・ω・`)」
わ「((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル」

対象読者

3Dやってみたいけど、全然わかんない…。OpenGLってどうなの?いきなり噛み付いたりしない?
こわくない?((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

ちょっと対象外読者

ゲーム作りたい!!!!ゲームの作り方が知りたい!!!!!
→3Dの描画の仕方とか(OpenGLが出来ることに)に絞って書かれているので、ゲームを作りたいゲームを作ったことがない人が最初に買う本ではなさそう。

良くなかった点

  • Java的な用語の厳密さにちょっと ? と思う箇所があった。
  • 冒頭に書いた会話のような箇所が理解できなかった。(フォローしてないことが書いてない)
  • 佐天さん的な何かを堂々と使い過ぎだろJK

良かった点

  • "例え" が良く考えられており解りやすい
  • OpenGLに出来ることや、陥りがちな罠とその回避方法が紹介されている。
  • 無料モデリングツールであるメタセコイアなどの実用的ツールとの連携方法について書かれている

総評

3Dなにそれわかんない だけど ちょっと 興味があ・る・か・も☆ な人は買ったほうがいいよ(`・ω・´)